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よく生徒から「何をしたら英語ができるようになりますか?」とか「テスト(TOEFL/IELTS等)の点を上げるには何をしたらいいですか?」と聞かれます。もちろん英語の勉強法は語り尽くせないほどありますし目標によっても変わります。でも、英語を教えて20年の経験から一言で言うと『単語』です。

では、あらゆる単語をリストにして片っ端から暗記すればいいのかと言うとそうでもありません。受験英語やテストの短い時間だけに発揮したいならいいかもしれませんが、かなり無理もあるし定着性の面で考えても無駄です。言語取得の目標は、Translate(訳す)ができる事でなく脳がその単語を訳す必要がなく認識できるようになる事です。 例えば “cat” を見た時にcat→猫→🐱 と考える人はあまりいませんよね?ほとんどの場人は cat→🐱 と理解できます。これが単語を知っていると言う事です。瞬時に意味がわかるので使えます。ではどのようにして、殆どの日本人が cat→🐱 を知っているのでしょうか?学校で習いましたか?

当たり前ですが、母国語は特別な練習をしなくても使えるようになります。それは日常で脈略や文脈から学んでいくからです。お母さんが子供に「みかん食べる?」と みかんを差し出したら「みかん」と言う単語を覚えます。抱きしめて「だ〜い好き」と言えば目に見えない「好き」と言う感情まで理解します。これと同様に、日本では cat (キャット) という英単語が猫のイメージと一緒に至るところに使われた為、英語だけど自然に知っていたと言う事なのです。

と理屈は分かってたって実際問題、英語に囲まれて暮らしている人は稀です。更に言語の習得には終わりがなく、ラクして覚える近道も裏技もないです。このブログは読めば簡単に英語が上達するブログではなく、私の文化考察を通して脈略や文脈から英単語、熟語を一つでも多く知り、理解するツールの一つにしていただけたらと思います。では次に、なぜ文化に絞って行きたいのか説明します。

文化を知る

言うまでもなく、言葉は文化で文化は言葉です。文化を知るという事は行事や風習、慣例に限った事ではありません。おまけに時間と共に言葉も変わっていきます。数年前に普通に使われていた言葉がなくなったり変化したり、新しい言葉や言い回しが生まれてくる中で、これを勉強したら絶対OKという勉強法も教材もありません。それと同じように文化や風習なども目まぐるしく変わっていきます。身近な日常の積み重ねは歴史や文化の一部だと考えると日常文化の考察は英語(言語)を知る格好の器だと考えています。文化や風潮を知れば言葉の使い方だけでなく異文化を理解する手がかりにもなるはずです。

そんなわけで、アメリカに住んで、知っていたようでも知らなかった事、小さい事でもへぇ〜と思った事、言葉や日常文化のトリビアを生で紹介する中でそれに関わる英単語を編み込んだユニークなサイト作りを目指したいと思います。

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